小児耳鼻咽喉科Child

Ear Disease耳の病気

【こどもの病気】

急性中耳炎

症状:
耳の痛み、発熱、耳だれ、難聴
原因:
鼻や喉の感染をきっかけにおこります。中耳に膿が溜まり炎症が限界になると鼓膜に穴が空き耳だれとして膿がでてきます。
治療:
細菌培養、耳処置、鼓膜切開、点耳薬など

滲出性中耳炎

症状:
聞こえづらい、違和感
原因:
こどもはアデノイド(鼻の一番奥の扁桃組織)が大きいため耳管(耳と鼻をつなぐ管)が塞がりやすく、また耳管が短いことが原因です。副鼻腔炎による慢性的な鼻汁が原因でおこることもあります。
治療:
ティンパノメトリーによる検査や内服治療を行います。

先天性耳瘻孔感染

症状:
耳介の前が腫れて痛い
原因:
先天性の孔に感染をおこすことで発症します。普段は無症状ですが感染を起こすと皮膚が赤くなったり膿が出たりします。
治療:
抗生剤治療や排膿処置、繰り返す場合は手術になります。

外耳道異物

症状:
外耳道の異物
原因:
こどもの場合、耳におもちゃを入れてしまうことが多いです。
治療:
摘出

Nose Disease鼻の病気

アレルギー性鼻炎

症状:
透明な鼻水、くしゃみ、鼻づまり、眼のかゆみ
原因:
花粉やダニ・ハウスダストなどのアレルギーです。こどもの場合は学校での集中力低下などが問題になります。
治療:
採血検査、抗原の除去、内服、点鼻、点眼など

鼻血

症状:
鼻からの出血が続く
原因:
こどもの場合、鼻をいじる癖があったり、あるいは無意識のうちに鼻をいじることもあります。鼻出血の多くは前方の出血しやすい部分(キーゼルバッハ部位)からです。
治療:
軽いものであれば小鼻を15分ほど圧迫すれば止まります。それでも止まらない場合は焼灼止血します。

急性・慢性副鼻腔炎

症状:
黄色い鼻水、発熱
原因:
鼻腔への細菌・ウイルス感染によっておこります。こどもの場合、放置していると急性中耳炎や滲出性中耳炎を併発することもあります。
治療:
鼻処置、内服治療、ネブライザー治療など。

鼻腔異物

症状:
黄色い鼻水、発熱
原因:
こどもの場合、鼻におもちゃを入れてしまうことが多いです。
治療:
摘出

  

Throat Disease喉の病気

急性上気道炎

症状:
咳、鼻みず、発熱など
原因:
細菌やウイルス(RSウイルス・インフルエンザ等)の感染によるもの
治療:
細菌培養やウイルス検査キットによる原因同定と原因疾患の治療

急性扁桃炎

症状:
のどの痛み、発熱
原因:
口蓋扁桃への細菌やウイルスの感染
治療:
細菌培養、内服治療

睡眠時無呼吸

症状:
口呼吸、いびき、睡眠時の無呼吸
原因:
こどもは元々口蓋扁桃やアデノイドが大きいため口呼吸になりやすいことが原因です。ひどい場合や症状が長く続く場合は滲出性中耳炎や夜尿症を併発することがあります。
治療:
簡易モニターで無呼吸の程度を判断し場合によっては扁桃摘出術の適応になります。

咽頭異物

症状:
咽頭の異物、特にこどもの場合は魚骨が多いです
原因:
こどもの場合、喉が狭く扁桃も大きいため魚骨などが刺さりやすいです。こどもに魚を食べさせる時は注意しましょう。
治療:
摘出

 

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